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建築家 武基雄と鳴子ホテル:鳴子ホテル女将日記



▲地上7階地下2階。
昭和39年当時の鳴子温泉にはまだ珍しい、
大型ホテルの誕生でした。

戦争が終わって世の中も落ち着くと、
たくさんの人々が鳴子温泉を訪れるようになりました。
職場や地域のお仲間で宴会を楽しまれる団体さんも増えました。
私共も、広い温泉や宴会場でお客様をお迎えしたい、
設備もよくしたい、と思うようになりました。

そして、昭和25年手はじめに「ギリシャ風呂」と名付けた大浴場をつくりました。
設計は建築家の武基雄先生です。

そのころ、仙台では「仙台市公会堂」の建設が進んでいました。
設計者は設計コンペで一等に入選した武先生。
その清新でのびやかな建築空間に魅せられ、
是非当館の設計をとお願いしたのでした。


昭和39年には武先生の設計で、新館を建設(現在の青葉館部分)、
44年に増築しています。
建物は、その後増改築で当時のそのままの姿であありませんが、
現在もその面影をとどめています。
武先生は鳴子ホテルの設計について、その苦心を次のように書き残しています。

「地方としては大規模に属するこの種のホテルを建てるという事は、

経営上かなりの冒険だと思えなくもない。

…冷暖房施設、地方の観光ホテルとしての魅力ある設計、

デラックスな都会ムードにローカルな味を持たせるといったことも要求される。

…数々の規制の中で設計したのがこのホテルである。」

当館では昭和39年に新館に伴い、温泉ホテルとしてはおそらく初めて、

高校新卒の若い女性をルーム係として採用するようになり、今に至っています。

当時の一期生の幾人かは、今もベテランスタッフとして、

お客様の接待や後進の指導に当たっています。




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武基雄(1910~2005)
建築家 
明治43年(1910)長崎市に生まれ、
昭和12年(1937)早稲田大学理工学部建築学科を卒業。
石本喜久治建築事務所に入所。
同期で詩人の立原道造らと設計事務に携わった後、独立。

早稲田大学で教鞭を執りながら、建築設計や都市計画に携わる。
昭和23年(1948)、38歳で設計した「仙台市公会堂」が
建築科としてのデビュー作となる。
「市民としての建築家」の立場に立ち、
以後、長崎市水族館、長崎市公会堂、鳴子ホテルなど多くの作品を手がける。

丹下健三、芦原義信、清家清らと共に戦後復興期より建築界をリードし、
多くの後進を育てた。
早稲田大学名誉教授。鎌倉市在住
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参考文献
建築家・武基雄と早稲田大学研究室の記録
(出版発起人代表 菊竹清訓)


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